内容(amazonより引用)
ラテン語学校に通う10歳の私、シンクレールは、不良少年ににらまれまいとして言った心にもない嘘によって、不幸な事件を招いてしまう。私をその苦境から救ってくれた友人のデミアンは、明るく正しい父母の世界とは別の、私自身が漠然と憧れていた第二の暗い世界をより印象づけた。主人公シンクレールが、明暗二つの世界を揺れ動きながら、真の自己を求めていく過程を描く。
感想(ネタバレなし)
※以下はネタバレ箇所を隠した感想です※
うーん......、分からん。
全体的に言ってることが抽象的で難しく、目が滑りに滑った。
導入部分は良かった。
ほんの些細な嘘が雪だるま式に大きくなっていって、誰にも言えない秘密として胸を苛むという経験は、多くの人が通るだろう。
それが子どもであれば尚更で、大人からすれば下らなく感じるような悩みにより、まるで世界が変わってしまったかのように視界を暗く染められてしまう。
そのリアリティもさることながら、主人公の窮地を救ってくれるデミアンの魔少年っぷりが見事で、彼の言葉に釘付けとなった。
全体的なテーマも、ぼんやりとだが飲み込めたと思う。
社会や家庭では”明るい世界”だけがこの世のすべてだと語られるが、それは半分の領域でしかなく、”暗い世界”も確かに存在する。
「鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれ出ようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。」というデミアンの言葉が強烈で、心理を内包した名言だなと感銘を受けた。
それはそれとして終盤はよく分かんなかったっス。
何で主人公が最後に至る場所が○○なん?最後らへん駆け足すぎん?
色々謎だが、まぁ、何となくわかった気にはなれたのでヨシ!
評価:なし(文学作品のため)
2024/5/12 読了
以下、ネタバレ箇所を含めた感想
感想(ネタバレあり)
うーん......、分からん。
全体的に言ってることが抽象的で難しく、目が滑りに滑った。
導入部分は良かった。
ほんの些細な嘘が雪だるま式に大きくなっていって、誰にも言えない秘密として胸を苛むという経験は、多くの人が通るだろう。
それが子どもであれば尚更で、大人からすれば下らなく感じるような悩みにより、まるで世界が変わってしまったかのように視界を暗く染められてしまう。
そのリアリティもさることながら、主人公の窮地を救ってくれるデミアンの魔少年っぷりが見事で、彼の言葉に釘付けとなった。
全体的なテーマも、ぼんやりとだが飲み込めたと思う。
社会や家庭では”明るい世界”だけがこの世のすべてだと語られるが、それは半分の領域でしかなく、”暗い世界”も確かに存在する。
「鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれ出ようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。」というデミアンの言葉が強烈で、心理を内包した名言だなと感銘を受けた。
それはそれとして終盤はよく分かんなかったっス。
何で主人公が最後に至る場所がデミアンの母なん?最後らへん駆け足すぎん?
色々謎だが、まぁ、何となくわかった気にはなれたのでヨシ!
下線部がネタバレ箇所です